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【ボドゲレビュー】「スパイシー」猫たちによる辛くてズルい騙し合いゲーム!

こんにちは。replay gamesのリプ(ReplayGames_rep)です!

今回は、「株式会社ケンビル」から発売されている、3匹の大きな猫たちによる辛くてつらい戦いを勝ち抜くボードゲーム「スパイシー」を紹介したいと思います。

このゲームは自分が最も偉大な猫だと証明したい猫たちが胡椒やワサビ、チリといった激辛スパイスを他の猫たちよりもたくさん食べる大食い大会が舞台となっています。

数字とスパイスが描かれたカードを他のプレイヤーよりも早く出さなければならないのですが、出せるカードには条件があるため時には嘘をつかなければならない事も、、

他人の嘘を見抜きつつ自分のスパイスを減らしていきましょう。

それではさっそくレビューにうつりたいと思います。

商品名スパイシー
対象年齢10才〜
プレイ人数2〜5人
プレイ時間15分程度
販売元株式会社ケンビル
作者ジュリ・ゾルタン・ガボル
アートワークジミン・キム
国内販売年2020年
目次

「スパイシー」ってどんなゲーム

このゲームは手札の1〜10の「チリ」「ワサビ」「胡椒」のスパイスカードを場に出していき、トロフィーカードを手に入れていきます。

場に出すにはスパイスの名前と数字を宣言して裏向きで出していきます。
その後のプレイヤーは同じ種類のスパイスと以前に出せれた数よりも大きな数を出して行かなければなりません。

もし手札に該当するカードがなければ山札からカードを引く事もできますが、嘘をついて別のカードを出す事もできます。

嘘を見破られたり見破るのを失敗すると手札が増えてしまいますが、逆に騙したり見破ったりすると場に出せれているカードを得点として手に入れることができます。

他のプレイヤーよりも多くのトロフィーカードを集めるか、たくさんの得点を集めましょう。

「スパイシー」の内容物

・スパイシーカード(黒色) 100枚
 ーチリ 1〜10 各3枚
 ーワサビ 1〜10 各3枚
 ーコショウ 1〜10 各3枚


 ースパイスワイルド 各5枚
 ー数字ワイルド 各5枚


・トロフィーカード(白色) 3枚
・世界の終わりカード(青色) 1枚
・辛さ百倍!カード(赤色) 6枚


・説明書 1枚

「スパイシー」の遊び方

準備

1.スパイシーカードを裏向きにしてよくシャッフルして、各プレイヤーに6枚配ります。

2.残りのスパイスカードは山札として使うので、裏向きのままテーブルの中央におきます。

3.世界の終わりカードを山札の隣に垂直に立てて、プレイ人数と同じ数字の描かれた矢印を見て、その矢印のさす山札の場所に裏側のまま世界の終わりカードを差し込みます。

4.山札の隣にトロフィカードを3枚、表のまま並べます。

5.最も若いプレイヤーが親となりゲームを開始します。

これでゲームの準備は完了です。

ゲームの流れ

1.プレイヤーは自分の手番を行うと、時計回りの順番で回っていきます。自分の手番で行える行動は以下の通りとなります。

カードを出す

自分の手札のカードを1枚裏向きにして場に出します、すでにカードがでている場合はその上に重ねていきます。

カードを出す際、そのカードのスパイスの名前と数字を宣言しなければなりません。
宣言する内容は以下の条件を守らなければなりません。

場に出ているカードが1枚も出てない場合

まだ場に出ているカードが1枚もない場合は、宣言するスパイスの種類は自由ですが数字は1〜3のうちのどれか出なければなりません。

場にカードがでている場合

すでに場にカードがでている場合はスパイスはすでに宣言されているものと同じ種類のものを、数字は1つ前に宣言された数字よりも大きな数字を宣言しなければなりません。

例外として1つ前のプレイヤーの手番で10のカードが宣言されていた場合は、スパイスは同じ種類のままで数字は1〜3のうちのどれかを宣言します。

カードを出す際に宣言する内容は本当でも嘘でも構いません。

パスをする

手番のプレイヤーはカードを出す代わりに山札から1枚カードを引いて手札に加えて、次のプレイヤーの手番に移ります。

カードを出す際に間違った宣言をした場合も、出したカードを手札に戻して1枚山札からカードを引き次のプレイヤーの手番に移ります。

チャレンジする

プレイヤーが場にカードを出した際にその宣言が嘘だと思った場合、他のプレイヤーが新たにカードを置くまでの間にその宣言に対しチャレンジを行うことができます。

チャレンジをする際は、嘘だと思う宣言された「スパイス」もしくは「数字」を宣言します。
場の1番上のカードをめくって宣言した内容が当たっているかを確認し、嘘を見抜くことができればチャレンジ成功となり、見抜くことができなければチャレンジ失敗となります。

チャレンジを挑まれたプレイヤーは宣言したプレイヤーを騙すことができればチャレンジ成功、見破られた場合はチャレンジ失敗となります。

チャレンジの成功と失敗した場合の解決方法は以下の通りです。

チャレンジに成功する

場に出されていたすべてのカードを裏側のまま手元に置き、このカードを自分の得点とします。

チャレンジに失敗する

山札からカードを2枚引いて手札に加えます。

その後、チャレンジに失敗したプレイヤーから新たに手番を行なっていきます。

2.上記の手番を行なっていき自分の手札が全てなくなった場合、他のプレイヤーにすべてのカードを出したことを宣言してください。

この宣言を忘れた場合はペナルティとなり出したカードを手札に戻し、山札からカードを1枚引いてパスとなり、次のプレイヤーの手番へと移ります。

出された最後のカードに対しチャレンジを行うプレイヤーがいないかを確認して、チャレンジするプレイヤーがいない場合はトロフィーカードを受け取ることができます。

仮にチャレンジするプレイヤーがいた場合、チャレンジに成功した場合トロフィカードを受け取れます。失敗した場合は通常通りカードを2枚受け取って手番を続けてください。

チャレンジを挑んだ側は、チャレンジに成功してもトロフィーカードは受け取れません。

手札がなくなりトロフィーカードを受け取ったプレイヤーは、ゲームの終了条件がまだ満たされていない場合、新たに6枚カードを引いて手番を続けていきます。

ゲームの終了

ゲームの終了条件は複数あり以下の通りです。

・1人のプレイヤーがトロフィーカードを2枚受け取った場合。

・3枚のトロフィーカードがすべてなくなった場合

・山札の1番上に「世界の終わりカード」が現れた場合。

上記の条件を満たした場合、直ちにゲームは終了し得点計算へと移ります。トロフィーカードを2枚受け取ったプレイヤーが存在する場合はそのプレイヤーの勝利となります。

得点計算は自分の獲得したスパイスカードは1枚につき1点となり、トロフィーカードは1枚10点として扱います。自分の手札に残っている手札1枚につき−1点となります。

得点を合計して1番多く点数を獲得したプレイヤーが勝利となります。同点のプレイヤーが複数いた場合は、そのプレイヤー全員の勝利となります。

辛さ百倍!ヴィクトリアンルール

通常のプレイに慣れてきた場合は、ゲームの準備の際に「辛さ百倍!カード」からランダムに1枚引いて、表向きにしてカードに対応した効果を新たにルールとして追加します。

ここでは1枚だけカードの効果を紹介したいと思います。

チリ大好き!

数字として1〜3を宣言する場合に、宣言するスパイスが決まっていたとしても代わりにチリを宣言することができ、以降のプレイヤーもチリを宣言しなければなりません。

その他の「辛さ百倍!カード」の追加効果は是非遊んでみて自分の目で確かめてみてください。

「スパイシー」のレビュー

今回は、「スパイシー」をレビューさせていただきました。

このゲームはトランプのダウトのようなルールに近いですが、スパイスと数字という2種類の要素が存在するため、例え嘘をつかなければならない状況でもどちらかさえあっていれば切り抜ける事も可能なので、駆け引きや読み合いがとても難しかったです。

そして複数人で遊ぶ時はトロフィーカードを2枚集めて勝つことが難しくなってくるため、相手の嘘を見抜いて得点を獲得しなければならないので、みんなが積極的にチャレンジに挑んでいてゲームがあまり膠着状態にならずとても面白かったです。

ゲームに慣れてきたら「辛さ百倍!カード」を足して新たにルールを追加して遊べるのよく、複数枚足して遊んでみても面白いでしょう。

カードのデザインも独創的でおしゃれなデザインとなっておりますので、手にとって1度確認してみてはいかがでしょうか。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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