Amazonボードゲーム売れ筋ランキングTOP100をチェック>>

【ボドゲレビュー】『パンデミック:新たなる試練』協力して治療薬を発見し病原体を食い止めよ!

ボードゲームを遊んでいると対戦ゲームが多く、もっと違ったジャンルで遊びたいと思うReplayGamesのレイ@ReplayGames_lay)です。

そんな中、Twitterで王道ゲームを呼びかけたところ『パンデミック:新たなる試練』というボードゲームをおすすめしてくれたので購入いたしました。

このボードゲームは他のゲームと違い、プレイヤー同士協力して目的を達成する協力ゲームです。

対戦ゲーム以外のボードゲームを遊びたい方や、仲間内で共通の目標に向かって遊ぶので、いつもと違った楽しさを感じたい方に非常にオススメだったので紹介したいと思います。

コンポーネントからルールまで詳しく紹介していきます。ぜひ最後までチェックしていってください!

目次

パンデミック:新たなる試練ってどんなボードゲーム?

商品名パンデミック:新たなる試練
プレイ人数2〜4人
プレイ時間45分
対象年齢8歳以上
ジャンル協力系
ゲームデザインマット・リーコック
販売時期2013年
販売元ホビージャパン

『パンデミック:新たなる試練』は、医療研究チームの一員となり、世界中に広がる生命を奪う危険性のある病原体に立ち向かう協力型のボードゲームです。

プレイヤーは、4種類の病原体の感染を食い止めながら、それぞれ治療薬を開発するために世界中を飛び回ります。

時間が経つにつれ、病原体は拡散(アウトブレイク)し、疫病が加速的に広がる中、冷静に治療薬を発見することができるかな?

プレイヤーごとに異なる専門技術を持った役職につき、それぞれの特徴を活かしながら、皆で協力・相談し人類を救いましょう!

パンデミック:新たなる試練の内容物

パンデミック:新たなる試練の内容物一覧
  • 世界地図を表すゲームボード
  • 役割カード 7枚
  • プレイヤーコマ 7個
  • 調査基地 6個
  • マーカー類 6個
  • 病原体コマ 各色24個 合計96個
  • 感染カード 48枚
  • プレイヤーカード 59枚
  • 参照カード
  • ルールブック

『パンデミック:新たなる試練』には上記の物になっています。

コンポーネントの詳細を見ていきましょう!

世界地図を表すゲームボード

4分の1にたたまれており、広げることで大きなゲームボードになる。

広げるとこんな感じです。

役割カードとプレイヤーコマ

このボードゲームには7種類の役割カードがあり、それぞれ特殊な能力を持っています。

その役割カードと同じ色のプレイヤーコマが用意されています。

調査基地のコマとマーカー類

テントの形をしている調査基地のコマでシンプルな白でできています。

感染率マーカーとアウトブレイクマーカーは緑と白で怪しい雰囲気がでていいですね。

治療薬マーカーは裏に禁止のマーカーが描かれており、根絶の意味を指します。

病原体コマ

病原体コマは4色あり、クリアなパーツでできておりきれいです。でも病原体なんですよね・・・

感染カード

世界のいろいろな国の都市の名前と病原体のカラーが描かれています。

プレイヤーカード

都市カードには、都市の名前と病原体 の色が描かれています。それ以外にもイベントカードやエピデミックといった怪しい雰囲気のカードもあります。

参照カード

参照カードにはプレイヤーがおこなえるアクションの行動が8種類裏表に詳しく書かれています。

非常にわかりやすく書かれているので、プレイ中確認するのにありがたいです。

パンデミック:新たなる試練の遊び方

『パンデミック:新たなる試練』を遊ぶための準備から見ていきましょう。

ゲームの準備

STEP
ゲームボードとコマの配置

テーブルの真ん中にゲームボードを配置します。調査基地のコマ6個と病原体コマをゲームボードの横に置きます。

病原体コマを色ごとに分けておきます。

調査基地コマ1個をアトランタに配置します。

STEP
アウトブレイクマーカーと治療薬マーカーを配置

アウトブレイクマーカーを、ゲームボード上のアウトブレイクの「0」のスペースに配置します。

治療薬マーカーは「ビン側」を表にして、治療薬発見エリアの近くに配置します。

STEP
感染率マーカーの配置と、9都市の感染

感染率マーカーを、感染率表の一番左側の「2」のスペースに配置します。感染カードをシャッフルし感染カード山札に置きます。

感染カードの山札の上から3枚公開し、その都市にその色の病原体コマを3個ずつ配置します。

さらに3枚公開し、同じようにその都市にその色の病原体コマを2個ずつ配置します。

さらに3枚公開し、同じようにその都市にその色の病原体コマを1個ずつ配置します。

ここで公開した9枚のカードは、表向きに感染カードの捨札置き場に置きます。

STEP
各プレイヤーへカードとプレイヤーコマを配る

各プレイヤーは参照カードを1枚ずつ配ります。役割カードをシャッフルして、各プレイヤーの手前に1枚ずつ表向きに配置します。

各プレイヤーは配られた役割カードと同じ色のプレイヤーコマを受け取り、全てアトランタに配置します。

残りの役割カードとプレイヤーコマは使用しないのでゲームから取り除きます。

プレイヤーカードの中から6枚のエピデミックカードを取り出し、脇においておきます。

残りのプレイヤーカード(都市カードとイベントカード)をシャッフルし、プレイ人数に応じた枚数を各プレイヤーへ配り、最初の手札とします。

プレイ人数カード枚数
2人ゲーム4枚
3人ゲーム3枚
2人ゲーム2枚
STEP
プレイヤーカードの山札を作る

ゲームの難易度により、使用するエピデミックカードの枚数は異なります。入門レベルでは4枚、標準ゲームでは5枚、英雄レベルでは6枚を使用します。

残りのプレイヤーカードを難易度に合わせたエピデミックカードの枚数と同じ数だけ、できるだけおんなじ枚数になるように山札を作ります。その山札1つにつき1枚ずつエピデミックカードを加えてシャッフルします。

一番枚数が少ない山札が一番底になるように重ねて1つの山札にし、プレイヤーカードの山札スペースに配置します。

STEP
プレイの開始

各プレイヤーは自分の手札のプレイヤーカードの都市を確認します。

最も人工の多い都市カードが手札にあるプレイヤーが先手になります。

ゲームの勝利条件

『パンデミック:新たなる試練』は協力ゲームです。勝つ時も負ける時も全員一緒です。

勝利条件は、4つの病原体の治療薬すべて発見することです。

以下の場合がプレイヤーの負けになります。

  • 8回目のアウトブレイクが発生した時。
  • 病原体コマを配置する必要がある際に、共通のストックの残りの病原体コマが足りなくなった時。
  • プレイヤーカードを引くときに、プレイヤーカードの山札のカードが足りなくなった時。

ゲームのプレイ

各プレイヤーの手番は、以下の3つのステップに分かれています。

  1. 4つのアクションを実行する
  2. プレイヤーカードを2枚引く
  3. 感染の処理

感染の処理が終了したら、左隣のプレイヤーの手番に移行します。

プレイ中、プレイヤー同士で自由に意見を述べ合い、相談することは問題ありません。しかし、何を実行するかは現在の手番のプレイヤーが決めます。

プレイヤーは、都市カードとイベントカードを手札に持つことができます。都市カードはアクションの実行時に使用し、イベントカードはいつでも使用することができます。

STEP
アクションの実行

プレイヤーは自分の手番にアクションを最大4つまで実行できます。

アクションには8種類あり、そのアクションを選んで組み合わせて実行します。1回の手番中に同じアクションを数回実行することも可能ですが、それぞれを1アクションとして数えます。

自分の役割の特殊能力により、実行できるアクションの数が変わることもあります。

自分の手札から捨札が必要なアクションもあります。捨札にしたカードは、プレイヤーカードの捨札置き場に置きます。

自動車または船による移動

自分のコマを、白線でつながった隣接する都市へ移動する。基本1マス移動です。

上記の画像の場合、「アトランタ」から「ワシントン」に1アクション使用し移動しています。

直行便による移動

都市カード1枚を捨札にし、その都市カードの都市へ自分のコマを移動する。

チャーター便による移動

自分が現在いる都市のカードを捨札にし、自分のコマを好きな都市へ移動する。

シャトル便による移動

自分のコマが調査基地のある都市にいる場合、自分のコマを他の調査基地がある都市へ移動する。

調査基地の設置

手札から自分のコマが現在いる都市名のカードを捨札にすることで、その都市に調査基地1つを設置します。

すでに6つの調査基地が設置済みの場合、他の都市に設置した調査基地を現在いる都市へ移動します。

感染者の治療

自分のコマがいる都市にある病原体コマ1個を取り除き、ゲームボード横のストックに戻します。

すでにその色の病原体の治療薬が発見されている場合、1つのアクションで、その都市にあるその色の病原体コマすべてを取り除きます。

治療薬が発見済みの病原体コマがすべてゲームボード上から取り除かれたら、その病原体は根絶されたとみなします。

その色の治療薬マーカーを裏返します。

知識の共有

自分が現在いる都市のカードを自分の手札から同じ都市にいる他のプレイヤーへ渡す、または、自分が現在いる都市のカードを同じ都市にいる他のプレイヤーから受け取ります。

現在いる都市と同じカードじゃないと渡すことも受け取ることもできません。

このやり取りをする相手プレイヤーは、自分と同じ都市にいなければなりません。このやり取りは両者の同意が必要です。

カードを受け取ったことにより手札枚数が7枚を超えてしまったプレイヤーは、その場で手札が7枚になるように捨札をするか、イベントカードを使用しなければなりません。

治療薬の発見

自分のコマが調査基地のある都市にある場合、自分の手札から同じ色の都市カード5枚を捨札にすることで、その色の治療薬を発見します。

治療薬を発見することができれば、治療薬マーカーを置きます。

STEP
カードを引く

プレイヤーが4つのアクションを実行した後は、プレイヤーカードの山札からカードを2枚上から引きます。

カードを引かないといけない時に、プレイヤーカードの山札が1枚以下だった場合、その時点でゲームは終了し、プレイヤーチームの敗北になります。

エピデミックカード

引いたカードの中にエピデミックカードがあった場合、以下の手順を即座に実行します。

1.感染率の上昇

ゲームボードの感染率表にある感染率マーカーを1スペース分移動します。

2.感染

感染カードの山札の一番下のカードを引きます。

その感染カードの色の病原体が根絶されていない限り、その都市に、その色の病原体コマ3個を配置します。

その都市にすでにその色の病原体コマがあった場合、1つの都市に同一の色の病原体コマは3個までしか存在できないので、3個を超える分の病原体コマはストックに戻し、その都市でアウトブレイクが発生します。(※アウトブレイクの項を参照)。

引いた感染カードは感染カードの捨札に置きます。

3.度合いの増加

感染カードの捨札にあるカードを裏向きでシャッフルし、残りの感染カードの山札の上に置きます。

もし引いたカードが2枚ともエピデミックカードだった場合、1枚目のエピデミックカードの3ステップの処理を完了してから、再度もう1枚の処理を行います。

エピデミックカードは解決後、ゲームから取り除きます。変わりのカードを引き直すことはしません。

手札の上限枚数

自分の手札が7枚を超えていた場合、捨札にするか、イベントカードを使うかして自分の手札を7枚まで減らさなければなりません。

STEP
感染の処理

感染カードの山札の上から現在の感染率と同じ枚数のカードを公開します。

公開枚数は、感染率マーカーの下に書かれている数になります。

感染カードを1枚ずつ公開し、カードに表示されている都市にその色の病原体コマを1個置きます。

すでに同じ色の病原体コマが3個置かれていた場合、4個目の病原体コマは配置せずに、アウトブレイクが発生します。

感染の処理をしたカードは、感染カードの捨札に置き場に置きます。

アウトブレイクについて

上記の画像のバグダッドに同じ色の病原体コマがすでに3個あった時に、4個目を置かなければならない状態になった時にアウトブレイクが発生します。

4個目の病原体コマは置かずに、白線でつながっている周りの都市に1個ずつ病原体コマを置かなければなりません。

もし、上記の画像のように隣接している都市にも病原体コマが3個配置されていた場合、その都市でもアウトブレイクが発生します。これがアウトブレイクの連鎖反応になり、現在のアウトブレイクの処理が解決した後からその都市のアウトブレイクを解決します。

アウトブレイクが発生したら、ゲームボードのアウトブレイク表のアウトブレイクマーカーを1スペース分進めます。

アウトブレイクマーカーが一番下のドクロまで移動した時点でゲームは終了し、プレイヤーチームの負けになります。

すべての感染カードを解決し、感染カードの捨札に置いたら自分の手番は終了します。

左隣のプレイヤーが手番を開始します。

イベントカードについて

手番中は、どのプレイヤーもイベントカードを使用することができます。

イベントカードの使用は、アクションではありません。

イベントカードは、カードを引いて解決している間を除き、いつでも使用可能です。

パンデミック:新たなる試練のレビュー

今回は、『パンデミック:新たなる試練』を紹介しました。

今までにない協力型のボードゲームなので、いつもは対戦相手として戦っていた人と協力して同じ目標を目指すので違った楽しさを味わうことができます。

また難易度も3段階あり、慣れてきたら難易度を上げていけるのもいいところでした。

そして何より、プレイするたびに感染場所も変わり、プレイヤーの役職もランダムに変わるのでいつでも新鮮な気持ちで遊ぶことができます。

このランダム性が非常にゲームをハラハラドキドキさせてくれるので、最後の最後まで油断ができない状態が心地良い緊張感。
その状態で危ない状況でクリアできたときの達成感が対戦ゲームでは味わえないものです。

一人ひとりのアクションの難易度は難しくないので初心者でも楽しめると思います。

協力ゲームをやったことがない方や違った面白さを味わいたい方はぜひ遊んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次